■冷凍装置検査員 
■冷凍機器溶接士 
■冷凍空調工事保安管理者 

1.冷凍装置検査員/冷凍特別装置検査員 
冷凍特別装置検査員とは、冷凍保安規則64条(機器の製造に係る技術上の基準)の規定により、一日の冷凍能力20トン以上の冷媒装置に係る容器について、その材料試験並びに溶接部についての 機械試験及び非破壊検査ができる検査員をいいます。
 その任命条件は、冷凍装置検査員の任命を受けた者又は冷凍装置検査員の任命条件に適合する者であって、高圧ガス保安協会が行う冷凍特別装置検査員講習を受け、その技術試験(筆記試験)に合格した者です。
 因みに、冷凍装置検査員の任命条件は、第一種冷凍機械責任者免状又は第一種冷凍空調技士の資格を有する者です。
 高圧ガス保安協会が制定している冷凍装置試験制度が平成22年3月31日をもって基本的に廃止され、 高圧ガス保安協会が任命する企業在籍の検査員が解任されることになりました。 すなわち、自社試験の証明でも容認され、平成22年4月1日以降は経済産業省内規に従い 運用することを高圧ガス保安協会より周知、徹底されました。

2.冷凍機器溶接士 
(1)資格区分:KHK資格.(KHKによる資格認定)
(2)根拠規程:冷凍機器溶接士規程
(3)適用業務内容
 冷凍機器溶接士に適用される溶接は以下のとおり
 ・冷凍用圧力容器および冷媒設備の配管(可燃性ガスおよび毒性ガスに係る配管に限る)であって,冷媒ガスの圧力を受ける部分の手溶接.
(4)認定取得の方法
 ①認定条件
 次の各号に規定する技量および学識を有すること.
 a.技量
    次の(イ)から(へ)までの一つに該当する者.
   (イ)日本工業規格(JIS Z3801) に基づく試験(基本級とそれに対応した
      専門級のうち、一つ以上を組み合わせたもの)に合格した者.
   (ロ)ボイラ及び圧力容器安全規則(昭和47年9月30日労働省令第33号)による
      資格を有する者.
   (ハ)鋼船構造規則(昭和15年4月24日逓信省令第24号)による(イ)と同等以上
      の資格を有する者.
   (ニ)電気事業法(昭和39年7月11日法律第170号)第46条第2項第1号の規定による
      (イ)と同等以上の資格を有する者.      
   (ホ)溶接工技量検定基準(社団法人日本石油学会)による資格を有する者.
   (へ)その他,KHK会長が(イ)から(ホ)の者と同等以上の技量を有すると認める者.
 b.学識
    次の(イ)から(ニ)までの一つに該当する者.
   (イ)KHKが行なう溶接士に関する講習を受講し,かつ,当該検定に合格した者.
   (ロ)冷凍に係る高圧ガス製造保安責任者試験に合格した者.
   (ハ)KHKが行なう第1種冷凍機械,第2種冷凍機械または第3種冷凍機械を受講し
      当該検定に合格した者.
   (ニ)(社)日本冷凍空調学会の冷凍空調技士の登録を受けている者.
 
 ②認定機関:KHK
 ③認定時期:随時
 ④認定申請:申請は所定の様式により行なう.
 ⑤講 習 :前記①のb.学識を参照.
 ⑥認定期間:3年間

3.冷凍空調工事保安管理者 
(1)資格区分:KHK

(2)業務内容
冷凍空調工事保安管理者とは、適正な工事及び工事完成後、高圧ガス保安法令及び冷凍空調装置の施設基準に基づいて 自ら検査を行い確認する者又は検査を行う者を指揮・監督し、これを確認する者です。
冷凍空調工事保安管理者になるには、所属する工事事業所が認定を取得していなければなりません。
また、工事事業所の認定の区分毎に規定する資格を有し、かつ、高圧ガス保安協会が行う保安確認講習の課程を修了する ことが必要です。




冷凍能力3トン以上のアンモニア冷凍空調施設の工事
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冷凍能力3トン以上20トン未満のアンモニア冷凍空調施設で、現地冷媒配管施工のない工事
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