臭化リチウム水溶液への水蒸気吸収過程における熱および物質拡散
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日本冷凍空調学会論文集
 Vol.1,No.1 要旨
                             
臭化リチウム水溶液への水蒸気吸収過程における熱および物質拡散
柏木孝夫,黒崎晏夫,二階 勲

  本研究は水蒸気が静止した臭化リチウム水溶液表面で吸収され、 一次元的に拡散する過程を光学干渉法により観察してその特徴を明らかにする と共に、溶液内の温度・濃度分布を非定常で測定し吸収機構の解明を試みた。 さらに、希釈熱を考慮に入れた非定常熱伝導と物質拡散の基礎式を、溶液表面 が飽和であるという境界条件のもとで数値解析を行ない、得られた温度と濃度 分布を実験値と比較することにより、20〜60質量%の濃度範囲において臭化リチウム 水溶液・水系の相互拡散係数を求めた。その結果、50〜60質量%の濃溶液では、 拡散係数が著しく低下し、ヒートポンプ用高性能吸収器を開発する上で、積極的 に物質の拡散を促進することが重要となることを明らかにした。