多脂性(粗脂肪量16〜17%)のサバの冷凍条件を吟味するため、 コンタクト凍結(対照)、液体窒素噴霧凍結(LN2凍結)の量区を 丸の形で-10,-20,―40℃に6か月貯蔵し、貯蔵中の品質変化をph,POV,VBN, 肉組織の検鏡、官能検査などから調べた。 その結果、 (1)対照区に比してLN2による超急速凍結区の優位性は 余り明らかではなかったが (2)貯蔵温度の影響は明らかで、-40℃の優位性は調査全項目で認められた。 多脂性のサバを冷凍場合、脂質の酸化防止をはかるほか、少なくとも-20℃以下 ―30℃前後の貯蔵温度が必要であろう。 (3)今回とほぼ同じ凍結条件下で行なったイワシの場合と比べて、サバの品質 劣化はより著しくイワシ以上にサバの冷凍耐性は低いと見られる。