| 混合冷媒の飽和液体密度相関式 |
| 前沢幸繁,佐藤春樹,渡部康一 |
混合冷媒の飽和液体密度を相関または推算する3つの方法を 5つの2成分系混合冷媒と1つの3成分系混合冷媒に関する著者が測定した 実験値に基づいて修正、評価した。第1の方法はPenelouxらにより提案された Peng-Robinson式を用いた方法である。この方法は混合冷媒の飽和液体密度実測値 を全く必要としないので、推算法として便利であるが、一方、適用可能な混合系が 限られると言う欠点を有する。第2の方法はSpencer and Dannarにより提案された 修正Rackett式である。簡単な温度の関数形を持っているため、相関法として便利 であるが、非理想性の強い混合系には適用困難である。そして第3の方法は Hankinson-brost-Thomson式である。この方法は著者らが明らかにしたように 2種類の異種分子間相互作用パラメータを用いることにより最も厳密な値を算出 できるので、混合冷媒の飽和液体密度実測値が広い温度範囲で多数依存する場合の 相関法として推奨できる。 |