運転データを反映した密閉多連式成層型蓄熱槽の実用的設計法
運転データを反映した密閉多連式成層型蓄熱槽の実用的設計法
中原崇文,今飯田 毅,藤原 誠,谷口 博,工藤一彦

  120m3の容量を持つ密閉多連式の成層型蓄熱槽を従来の研究を 参考にして設計し実用している。本形式の蓄熱槽についてはあまり報告も発表されていないので 、運転実績を反映して実用的な設計に役立つ資料作りを目的として検討を行い以下の結果を得た。
1)成層型蓄熱槽では流れの均一化が重要であるが、多孔板を二重にした方式で良好な分布が得られる。
2)効果的蓄熱には小さい混合容積が望ましい。温度応答から混合容積比率を求める方法を提案した。
3)入口基準アルキメデス数(Arin)を0.5以上にすると混合容積比率は10%以下が得られる。
4)Arinを0.1程度では必要内容積に対して槽の構成材料容積を最も少なくすることができて経済的である。