| 分子動力学法による氷の融解シュミレーション |
| 大河誠司、斎藤彬夫、姜 採東 |
壁面からの氷の融解現象を、分子動力学法を用いた解析により検討した。 576個の水分子を氷の結晶の位置に配置することによりセルの大きさを決定 し、系の密度を923kg/m3とした。分子配置図により、融解が壁面近傍 から徐々に内側へと進行する様子が観察できた。また、融解時に温度がほぼ一定となった ことから、融点がより明確に決定できるようになった。更に、各温度における 熱的平衡状態の総エネルギーをもとに氷及び水の比熱を算出し、また、壁温一定の 条件下で加えた全エネルギーが、潜熱と顕熱の和に等しいことから、融解潜熱を 算出した結果、それらの値がマクロ的な値とほぼ良く一致していることが明らかに なった。 |