パルス管冷凍機
パルス管冷凍機
松原洋一

1963年にギフォードは、圧縮機、蓄冷機及びパルス管と名付けられた単純な管とによって 構成される冷凍サイクルを発明した。このパルス管冷凍機はスターリングやギフォード・マクマ フォンサイクルと同称の蓄冷式冷凍の一つであり、150K以下液体ヘリウム温度に至る冷却温度 を提供するものである。1984年にはミクリンらが改良を加えたオリフィス型パルス管を発表 し、著しい性能の向上が図られた。その後パルス管高温端に更に改良が加えられ、熱力学的効率 も、スターリングやギフォード・マクマフォン冷凍機と同等になってきた。本稿ではこれらのパルス管 冷凍機の開発過程を主として熱力学的効率評価の観点から調査し、パルス管内でのエネルギーの 流れについて述べている。