冷却塔の実験解析において、気・水各相の境膜容量係数の値を求めることは
必ずしも容易ではない。ミックレイの図式解放が適用できる場合の実験条件が極めて
限られていることによる。
本報告の目的は、水膜に関する浸透説を適用することで各境膜値が推定でき、より実用的な
方法を検討することにある。実験塔は汎用の誘引通風式向流形である。空気量と通水量は変えずに
、水温を変化させた冷水操作の実験を行った。これらの全実験の結果から本報告に示した手順で
各境膜実験値を求めてみた。
最終的には、他の研究者による同様の実験値に本推定法を適用してみた。求められた結果は
ミックレイの方法による結果にほぼ一致するものであった。
|