浸透説による冷却塔の気・水各境膜値の推定
浸透説による冷却塔の気・水各境膜値の推定
矢崎 嘉,義岡秀晃

  冷却塔の実験解析において、気・水各相の境膜容量係数の値を求めることは 必ずしも容易ではない。ミックレイの図式解放が適用できる場合の実験条件が極めて 限られていることによる。
本報告の目的は、水膜に関する浸透説を適用することで各境膜値が推定でき、より実用的な 方法を検討することにある。実験塔は汎用の誘引通風式向流形である。空気量と通水量は変えずに 、水温を変化させた冷水操作の実験を行った。これらの全実験の結果から本報告に示した手順で 各境膜実験値を求めてみた。
最終的には、他の研究者による同様の実験値に本推定法を適用してみた。求められた結果は ミックレイの方法による結果にほぼ一致するものであった。