往復圧縮機における連接棒小端部の振動軸受特性に関する研究
往復圧縮機における連接棒小端部の振動軸受特性に関する研究
吉村多佳雄,清水 孝,柳澤 正,長尾崇秀

  冷蔵庫用往復圧縮機の連接棒小端部軸受の潤滑状態について 、要素実験と無限小幅軸受け理論に基づく理論解析により振動軸受特性を考察し、 さらに実機運転における潤滑状態の実験結果と理論解析結果の比較を行った。 その結果、(1)回転軸受では十分に油膜が形成される運転条件でも、振動軸受 では油膜がほとんど形成されない.(2)理論解析によると、実機運転中は運転条件に よる軸受特性の変化は少なく、偏心率はおおむね0.99以上であり偏心角は振動角度の 約1/2の角度幅で変化する、(3)解析結果に基づく油膜厚さの変化傾向は、軸受に 電極を埋設した実験結果と一致することがわかった。以上から、連接棒小端部軸受は 一回転中常に厳しい潤滑状態にあることが確認された。