| 静粛工学 |
| 藤田 肇 |
機会文明の発達は我々の生活を便利にしてくれるが、環境問題も同時に発生する。 生活空間の快適性を損なうものとして、騒音は大きな問題のひとつである。騒音は音源から 発生して、伝搬経路を通って受音点にいる人間到達する。従って、これらの騒音問題の三要素 (音源,伝搬経路,受音点)のうちどれかひとつを無くせば良いのだが、実際にはそれらの 組み合わせで、低コストで最大の効果を生むよう研究が行われている。ここでは、静粛工学 の基本となる音の基本的性質、表示法、音の伝搬解析の例などを概説した後、研究者の間で 最近特に関心の高まっている空力騒音の発生機構と制御法について、その基本原理と、流体機会 、高速鉄道車両への応用を中心に述べる。 |