HCFC-22の代替冷媒としてはHFC系の非共沸混合冷媒 (R−407C)が有力である。非共沸性を有効に用いた「温度勾配シフト熱交換器 (TGSX)」を空調機に設けることにより、R−407Cの冷凍サイクルの成績係数 (COP)を向上できることがわかった。 本研究では実験機の冷凍サイクル特性を明らかにし、冷媒の熱力学的物性に基づく 基本冷凍サイクルの特性との比較を行った。この結果、TGSXを設けることによる COPの向上率は実験機の冷凍サイクルの方が基本冷凍サイクルより大きくなることが わかった。この原因は基本冷凍サイクルでは考慮されていない低圧側圧力損失の影響 であることを明らかにした。