水平固体冷却面における水溶液の凍結と離脱現象
水平固体冷却面における水溶液の凍結と離脱現象
平田哲夫,石川正昭,長坂恒次

  エチレングリコール水溶液を水平固体冷却面で凍結させ、 氷結晶の生成現象を実験的に調べた。その結果、冷却面上で発生した 氷結晶は、ある大きさに成長すると氷結晶に作用する浮力により冷却面より 離脱し、浮上することを見出した。すなわち、冷却面に凍結層が堆積しない 状態での製氷方法が可能であることを示した。また、氷結晶生成中は冷却面は 常に過冷却状態に保たれており、その過冷却度は冷却板裏面温度に拘らず ほぼ一定であることを明らかにした。さらに、水溶液濃度が高いと比較的柔らかい 氷結晶となり単位時間当たりの離脱個数は増加し、一個当たりの体積は 減少することを示した。