主題 非接触式静電容量センサーによる食品の品質評価  副題 第1報:凍結解凍における静電容量と温度の関係   
 非接触式静電容量センサーによる食品の品質評価  
 第1報:凍結解凍における静電容量と温度の関係     
成宮正興,羽倉義雄  

エチルアルコール,食品であるハンバーグ, 成形パン生地について凍結・解凍過程の静電容量と温度の変化を 時系列で測定した.  
静電容量の測定は,被測定物と電極の間に樹脂絶縁体と 空気層を介在させ,非接触・非破壊の状態で行った.  
その結果,単一成分のエチルアルコールにおける液相で 静電容量と温度の関係は,一次関数で表せた. 食品の静電容量は温度と相関関係があるが,同一の静電容量に 対し複数個の温度が対応し,凍結・解凍の開始,完了点で大きく 変化した.静電容量の変化から食品の凍結,融解による損傷と, ハンバーグでは油脂の硬化が推定できた.
 静電容量は食品全体の物性変化に伴う物理量を示しているので, 食品の状態を非接触・非破壊により簡便に把握できることが判明した.