水の固液相変化現象は産業分野において重要であり,
工学的にも氷蓄熱システムなどに応用されている.
しかし,融点近傍で水素結合による影響は大きく,
4℃で密度の逆転があること,氷より水の方が密度が高いこと,
融点が他の同様な分子量を持つ物質に比べ高いこと
,融解潜熱が大きいことなどの特殊性を持つ.
本報では,従来の実験的研究を基にした水に関する理論的な
分子構造およびポテンシャルを検討した文献を概説している.
水の分子モデル,またその計算方法は様々あり,
それにより得られる結果も様々である.
従って,自然界に近い現象を得るためには,モデルおよび
計算方法の選定が重要である.
本報では,それらを概説的に紹介している.
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