主題 氷の融解・水の凍結過程に関する分子動力学法による最近の研究  副題 第1報:水/氷の挙動に焦点を当てた分子動力学法に関する最近の研究     
主題 氷の融解・水の凍結過程に関する分子動力学法による最近の研究  副題 第1報:水/氷の挙動に焦点を当てた分子動力学法に関する最近の研究       
姜 採東,大河誠司  

水の固液相変化現象は産業分野において重要であり, 工学的にも氷蓄熱システムなどに応用されている.
しかし,融点近傍で水素結合による影響は大きく, 4℃で密度の逆転があること,氷より水の方が密度が高いこと, 融点が他の同様な分子量を持つ物質に比べ高いこと ,融解潜熱が大きいことなどの特殊性を持つ.
本報では,従来の実験的研究を基にした水に関する理論的な 分子構造およびポテンシャルを検討した文献を概説している. 水の分子モデル,またその計算方法は様々あり, それにより得られる結果も様々である.
従って,自然界に近い現象を得るためには,モデルおよび 計算方法の選定が重要である. 本報では,それらを概説的に紹介している.