|
氷の融解・水の凍結過程に関する分子動力学法による最近の研究
第2報:氷の融解・水の凝固に関する分子シミュレーション |
| 姜 採東,大河誠司 |
本稿では,水の固液相変化に関する分子動力学 (MD)シミュレーション研究に限った文献において, 前報で紹介した計算方法,境界条件に基づき,氷の融解 ・水の凍結過程,固液界面の安定性, さらに複雑な水系への応用などの項目で分類し, それぞれについて解説を行っている. 融解計算は様々な水分子モデル,加熱条件,氷の構造に よる影響について行われている.その反面,凝固計算に ついては,過冷却を伴う準安定過程のモデル化が困難で あるため,あまり行われていない.さらに界面からの 氷結晶成長に関する研究を挙げ,最後には, 計算機容量および性能の改善に伴ったMDシミュレーションの 新しい研究について概説した. |