液相流動床による伝熱管周りへの着氷抑制
液相流動床による伝熱管周りへの着氷抑制
橋詰健一,松江孝博

 低温河川水からの採熱への応用可能性を検討するために, 液相流動床の中に水平伝熱管を埋設して着氷実験を行なった.
実験では水温を約2℃一定とし,伝熱管の中に−15℃または −10℃のブラインを流した.流動粒子は直径1.87〜2.50mmの ガラスおよびセラミック球,合計4種類である.実験の結果, 流動床では液単相流(粒子を充填しない場合)に比べて 著るしい着氷厚さの減少がみられた. 測定された着氷厚さは液単相流の場合には従来実験式と ±15%の偏差内で一致した.
 また,流動床の場合には着氷を 伴なわない場合に対する熱伝達率を用いて算出した着氷厚さと 良く一致し,液単相流も含めた全実験データは計算値と±0.5mmの 精度内で一致した.