高圧冷媒雰囲気摩擦摩耗試験機を用い,R404A/冷凍機油共存下において, 油種および添加剤の違いが摩擦摩耗特性に及ぼす影響について検討した. その結果,得られた知見の概要をまとめると次のようになる. HABにTCPを過剰に添加するとその反応が促進され摩耗量が多くなる. 一方,POEにTCPのみを添加すると,摩耗は抑制されるが生じた酸により 基油の劣化が促進される.また,POE中にTCPと加水分解抑制剤を複合添加すると, 摩耗は著しく低減されその種類によっては基油の劣化が抑制される.