凍結魚肉の引っ張り破壊挙動の筋線維配向角度依存性に関する研究
凍結魚肉の引っ張り破壊挙動の筋線維配向角度依存性に関する研究   
羽倉義雄,岡本 清,鈴木寛一,久保田清

本研究では,低温切断法のメカニズムを明らかにする目的で, 凍結魚肉の引っ張り破壊挙動の解析を行なった. 凍結魚肉を繊維(筋線維)とマトリックス(結合組織)から成る 一方向繊維強化複合材料とみなし,複合材料の破壊則(最大応力説,Tsai・Hill説)を用いて 破壊応力および破壊様式の推定を行った.  
  本研究では以下の結果が得られた:(1)Tsai・Hill説を用いることにより, 引っ張り破壊応力の筋線維配向角度依存性を算出できることが明らかとなった. 2最大応力説とTsai・Hill説を併用することにより,凍結魚肉の破壊様式の筋線維配向 角度依存性をある程度推定できることが明らかとなった.