生体組織の凍結・融解過程における三次元微視的構造の詳細 <Br> 共焦点レーザー走査顕微鏡を用いた実時間計測
生体組織の凍結・融解過程における三次元微視的構造の詳細
 共焦点レーザー走査顕微鏡を用いた実時間計測   
石黒 博,堀水 貴,片折暁伸,梶ヶ谷博  

 試料内部の形態情婦を無侵襲・高空間分離能・高速で取得できる共焦点 レーザー走査顕微鏡と蛍光色素の併用による蛍光観察法を, 生体組織の凍結・融解過程に初めて適用し,実時間計測を行い, その三次元微視的構造を明らかにした.組織として筋組織を用い,凍結様式, 組織内を成長する氷結晶の形態,氷結晶と組織内構造との相互作用の特性を詳細に調べ, 急速加温に対する緩速冷却と急速冷却の熱履歴の違いの影響を明らかにした. 特に,凍結・融解後の組織内には,細胞内外を問わず,氷結晶により形成された亀裂が 残留することが明確に示された.また,融解後の組織の病理学的形態変化の結果は, 共焦点レーザー走査顕微鏡観察の結果により説明された.