研究レビュー 16-3-r195   
自然冷媒システムの技術開発動向  
原 利次

自然作動流体を用いた冷凍システムの最近の技術開発動向を, 主に最近2年毎に開催された3回の自然冷媒国際会議の 発表論文の推移から考察した.  炭化水素は,ドイツを中心に家庭用冷蔵庫を中心に既に実施 されており,安全性の定量的評価方法が課題である. 二酸化炭素は,現在最も関心が持たれている自然冷媒であり, 主にカーエアコンに応用されようとしていて,運転条件による 熱効率の変化の把握が必要である.水は,ドイツが国家プロジェ クトで開発が進められているが,軸シールや大容積化の克服が課題 である.空気は,サイクル効率の低下を膨張機で如何に回収しサイ クル効率を上げるかが課題だが,一部低温冷蔵庫に実施されている .