水噴霧による送風力および全熱移動に関する     理論解析</Br>
水噴霧による送風力および全熱移動に関する     理論解析
酒井康行

狭角噴霧ノズルを用いた水噴霧装置の特性を, 水平気流と等速の移動座標上で重力を無視して理論解析 した結果,つぎの所見が得られた.気流を推進する静圧上昇 は装置長とともに大きくなるが,理論最大静圧上昇に漸近する.理論最大静圧上昇は移動座標上の単位断面積当り水量および気流に対する水滴の相対初速に比例するが,水滴径には無関係である.水滴径の微小化は装置長を大きくするのと同じ効果を持つ.水量および空気量が一定の場合,熱交換に対する噴霧圧あるいは水滴の初速の効果はほとんどない.一定通風抵抗に対して必要な噴霧圧は装置長増大とともに減少し,適切な計画の噴霧式冷却塔の所要動力は機械式冷却塔よりも小さくできる.