完全熱駆動型吸収サイクルの基礎検討  </Br>
完全熱駆動型吸収サイクルの基礎検討  
辻森 淳,佐藤和雄,中尾一成,大串哲朗,勝田正文  

吸収冷凍機は蒸気圧縮式冷凍機と比較すると,溶液ポンプを 使用するため消費電力が極端に小さい利点がある.しかしながら ,大型冷凍機では相応の電気設備が必要となることから, 吸収冷凍機の設置に対する障壁となっている.本研究では ,溶液ポンプすなわち電気入力を使用しない完全熱駆動型 の吸収冷凍機を実現するために,溶液と発生蒸気冷媒の間 に圧力差を保持することのできる毛管力を駆動源とする吸 収サイクルを提案し,このサイクルの動作限界について検 討した.また,吸収サイクルの汎用作動媒体であるLiBr・H 2O系を用いた場合のサイクル特性を調べた.