水素吸蔵合金を用いた熱駆動式ヒートポンプの高性能運転制御      
水素吸蔵合金を用いた熱駆動式ヒートポンプの高性能運転制御      
 岡本英之,増田正夫,小澤由行  

熱駆動式水素吸蔵合金ヒートポンプを対象にして, 0.3〜0.4と低く認識されているCOPを向上させる 運転制御方法を提案した.具体的には, 冷熱負荷に応じたサイクル切替時間の制御と外気湿球温度に 応じた冷却水温度の制御である. この運転制御の優位性を確認するために, 実験と数値解析によって水素吸蔵合金ヒートポンプの特性を 把握し,さらには実規模の空調に適用した年間システム・ シミュレーションを行った.その結果,月別制御での 年間COPは,0.5〜0.6,時刻別制御では0.6〜0.65まで向上させ 得ることを確認した.また,40%の顕熱回収運転を組込んだ 場合の年間COPは,0.8まで向上させ得ることを確認した.