| 水―エタノール混合媒体を使用する圧縮式ヒートポンプ
第1報:線図解析に基づくサイクル特性 |
| 遠藤尚樹,矢部彰,山下巌 |
水―エタノール混合物を作動媒体として使用する圧縮式 ヒートポンプの特性解析を線図解析をもとに行った. 対象とした作動温度は100 ℃以下である. 作動温度が低いと,吸入ガスの圧力が低くなり, 圧縮機の機械損失がCOPに及ぼす影響が大きくなる. COPと圧縮機の機械損失の関係がエタノールモル分率0から 1の間で明らかになった.水―エタノール混合媒体は 水単独の場合に比べてCOPを増加させたり, 作動温度を低下させることが可能である. エタノールを添加することにより生じるもう一つの特徴は, 熱交換器の不可逆損失を低減することができることである. 水―エタノール混合媒体は非共沸混合媒体であるため, 二相域で温度変化を生じる.この特性はブラインを用いる ときに有効となる. |