本研究では,水・油エマルションを蓄熱材とする ダイナミック型氷蓄熱のための容器内撹拌製氷において, 製氷容器の冷却面を臨界表面張力の小さいPTFE あるいはPFA樹脂とし,容器の壁面熱抵抗値が シランカップリング剤を含むエマルションの 製氷過程に与える影響を調べた. 氷付着を起こさずに製氷速度を大きくするための 適切な熱抵抗値と冷却条件が存在することを明らかにし, 本製氷方式により,IPF=70%までの高IPF製氷が可能で あることを示した. 適切な製氷容器と冷却条件を用いることで, 冷却温度を高め(−4℃程度)に設定して製氷を行えるため, 冷凍機のCOPも大きくなり,製氷システムの高性能化が 期待できる.