気密性が高い実験装置に,エタノール質量分率 0.01,0.07,0.25,0.45の4種類の水―エタノール 混合蒸気を用いて,極めて低い不凝縮気体質量濃度 (約12×10-6)からの4〜5種類の不凝縮気体濃度 の下で濃度差マランゴニ凝縮熱伝達特性曲線の測定を行って, 不凝縮気体の影響について考察した.その結果,凝縮特性曲線 における蒸気層の拡散抵抗支配領域と膜状凝縮支配領域には, 不凝縮気体の影響が表われにくく,滴状凝縮支配領域には その影響が顕著に現われてきた.また,良好的な熱伝達特性を 有する低エタノール濃度と低不凝縮気体濃度の混合蒸気の場合 において,不凝縮気体濃度の増加による熱伝達の低減はもっと も顕著であることがわかった.