円管内面流下液膜式蒸発器を用いて、水および臭化リチウム(LiBr) 水溶液の蒸発実験を減圧下で行った。水の場合はフィールド流量が減少すると蒸発 速度はわずかに増加し、液膜の境膜伝熱係数は膜状凝縮の式で相関された。 一方、LiBr水溶液の蒸発現象を液膜厚さ方向には水だけが移動するとモデル化 して、連続、拡散、エネルギー方程式を連立させて数値的に解いた。計算された蒸発 速度と出口温度は実測値と一致した。 本研究の結果をLiBr水溶液を用いた既往のプール沸騰伝熱と比較したところ 流下液膜式の蒸発が優れていることが明らかとなった。