回転刃による水溶液凍結層の機械的剥離
回転刃による水溶液凍結層の機械的剥離
石川 正昭・平田哲夫・青山 剛士

水溶液凍結層の機械的剥離過程を観察した.凍結層は水平冷却面上に成長し, 冷却面上を回転するカッターが凍結層を機械的に連続的に剥離する. 凍結層がカッター先端に堆積し,間欠的に浮上していく様子が観察された. また冷却面から凍結層を剥離するために必要なエネルギーを計測した. カッター回転数が大きい場合,単位製氷量あたりの所要エネルギー量は大きくなることが明らかになった. さらに往復動カッターの結果と比較し,単位製氷速度あたりの冷却面面積という点では, 回転系の方が往復動系よりも有利であること,また冷却面面積が約620cm2より大きい場合, エネルギーという点でも回転系の方が有利であることも明らかになった. 最後に,製氷条件と最適設計条件および最適運転条件を示す図を得た.