| カプセル型氷蓄熱システムの過冷却解除に関する研究 第3報 微生物を利用した過冷却解除剤の長期安定性評価 |
| 土屋陽子,長谷川浩巳,佐々木和裕,黒崎健治 |
カプセル型氷蓄熱システムについて,蓄熱槽のコンパク ト化とシステムの更なる効率向上を目指した技術開発に取 り組んでいる.特に,過冷却解除温度の低下が蓄熱COPの低下 をもたらすことから,既存の過冷却解除剤であるAgIに替わる 新たな解除剤として,安全・安価な微生物の有用性に着目し ,実用化を目指した技術開発を進めてきた.これまでに,生 きた状態では長期間にわたる性能を維持することが難しかっ た微生物について,紫外線殺菌を施すことにより,その性能 が格段に向上することを明らかにした.本報告では,微生物 を利用した解除剤の実用化に向け,さらに長期的な性能安定 性を確認すると共に,大容量の殺菌に適したγ線照射につい て,その効果を明らかにした.また,低温微生物である氷核 活性細菌について,紫外線殺菌を施すことにより温度耐性の 発現することを明らかにした.さらに,より実機に即した評 価手法として,微生物を添加した蓄熱カプセルを試作し,カプ セル群としての蓄冷熱特性を評価し,AgIに匹敵する性能を有 することを明らかにした. |