超臨界二酸化炭素の冷却熱伝達に関する研究 ―第2報:伝熱相関式とオイルの影響―
超臨界二酸化炭素の冷却熱伝達に関する研究 ―第2報:伝熱相関式とオイルの影響―
党超鋲・飛原英治

本研究は超臨界二酸化炭素冷却熱伝達に関する理論と実験研究である。 第1報で記述された数値計算及び実験測定の結果に基づいて、熱伝達率 と圧力損失の予測法を検討した。熱伝達率を予測するため、新たな 伝熱相関式を提案した。また、圧力損失の予測に関しては、細管に限って 近似的にFilonenkoの式が適用できることが分かった。これらの式による 予測値は実験結果と良く一致し、予測精度は20%であることを確認した。 潤滑油の影響を調べるため、実際の圧縮機を用いたサイクルを組んで 実験を行い、冷媒内で0.5%オイル混入した状態での熱伝達率と圧力損失 を測定した。オイルの濃度が小さいにも関わらず熱伝達率の低下は50% も見られた。なお、この程度のオイルの混入は圧力損失にさほど 影響しないことが確認された。