多重効用サイクルによる吸収冷凍機の高効率化 第1報:三重効用サイクル
多重効用サイクルによる吸収冷凍機の高効率化 第1報:三重効用サイクル
井上修行、入江智芳、齋藤潔、河合素直

現在広く採用されている吸収冷凍機は、二重効用サイクルの効率が 限界に近づいていることから、次世代高効率冷凍機として三重効用 サイクルが期待され各種検討がなされている。しかし、高温再生器の 溶液温度は190〜210℃と高温で腐食対策が大きな課題となり、また 冷媒蒸気圧はゲージ圧0.2MPaを超えるほどに高圧となり、高温再生器、 中温再生器の圧力容器対応が必要になると考えられている。 本報では三重効用としての限界を知るため、ほとんどすべてのサイクル パターンを検討した。その中から、低温、低圧化に向くサイクルを選択 し、さらに低圧化の詳細検討を加えた。その結果、ゲージ圧0.1MPa程度 が限界であった。