環境特性に優れた二重効用吸収式冷凍機の部分負荷特性を検証するため,
負荷に応じて溶液循環量や冷却水流量等を制御する機器に対応したシミュレーション
モデルを作成し,特性の検討を行った.結果を要約すると以下のようになる.
(1) 溶液循環量の制御は、部分負荷時のCOP向上のために大きく寄与する.
溶液の流量を一定とすると,COPは負荷の減少とともに低下するが,
溶液流量を負荷に比例させる等の制御を行うと,負荷が低いほど向上する.
(2) 冷却水流量を負荷に比例して減少する場合,部分負荷時のCOPは
若干低下するが,その低下幅は小さい(2%程度).その反面,ポンプ動力削減に
対する効果は大きいため、冷却水流量制御は積極的に採用すべきである.
(3) 冷水流量制御は,サイクル特性に殆ど影響を与えない.
従って,ポンプ動力削減のため採用を検討すべきであるが,二次側の状況によっては
伝熱低下等の悪影響を引き起こす可能性があるので,慎重な検討を要する.
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