冷熱貯蔵システムの一つの形式として,蓄冷剤を冷媒中にノズル噴出して形成される微小液滴群を凍結させる直接接触型潜熱貯蔵方式がある.直接接触型潜熱貯蔵用熱交換器の設計データとして重要な微小液滴群の凝固率を予測するためには,冷媒中における微小液滴の上昇速度を知る必要がある.本研究では,水及びエチレングリコール水溶液中におけるヘキサデカン凝固粒子の抵抗係数と浮上速度の変化を実験によって調べ以下の結論を得た. (1)ヘキサデカン凝固粒子の抵抗係数は固体球の抵抗係数より大きい. (2)ヘキサデカン凝固粒子の抵抗係数の実験式を作成した. (3)ヘキサデカン凝固粒子の上昇速度変化の実測値は計算値と良く一致する.