凍結ゼラチンゲル中に形成される氷結晶構造と誘電特性の関係を
実験的に調べた.
マイクロスライサ画像処理システムを用いて,氷結晶の直径,粒界線密度および
数密度を計測し,凍結速度が増大するにつれ,氷結晶直径は減少する一方,
氷結晶の粒界線密度および数密度は増大することが分かった.
100Hz〜100kHzの複素誘電率を計測し,誘電率のスペクトルパターンより,
凍結ゼラチン水溶液の誘電特性モデルを提案した.さらに誘電特性モデルに
基づきパラメータσ および ∞は,氷結晶の直径,粒界線密度および数密度と
相関が見られた一方,緩和時間τは氷結晶構造に影響を及ぼさないことが分かった.これらの結果は,氷結晶構造の非破壊計測の可能性を示唆している.
|