本研究で自動車用エアコンの往復動圧縮機内を単純化した弁単体モデルを使用して,
歪ゲージを使用して吸入弁の変位計測,PIV技術を使用して弁からの吐出流の速度分布計測を行った.
本論文では,吸入弁の形状が弁の振動低減に与える効果に着目する.
吸入弁の弁穴の大きさと弁先の幅は,弁形状の主なパラメータとして変化させた.
始めに,従来型吸入弁の弁穴の大きさと弁先の幅を変化させ,弁の振動を抑制させるために
計7種類の改良弁を製作した.その結果,改良弁の1種類が最も振動低減効果が大きいことがわかった.
次に,振動低減効果のあった弁の固有振動数の影響を知るために,弁の材質および厚さを変化させて
固有振動数の影響を調査した.最後に,振動低減効果の理由を,弁周りの流動解析の結果から議論した.
振動が低減した改良弁を実機に搭載し,弁変位を計測して振動低減を確認した.
和文キーワード:
振動低減,流れの可視化,吸入弁,圧縮機,カーエアコン
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