本報では,CO2の超臨界状態からの過渡的な運転特性を実験で調べ,
吸込み空気温度の分布に注目して逆循環発生のメカニズムを考察するとともに,
発生条件の推定を行った.
その結果,超臨界状態で冷媒密度が均一になる場合,
逆循環を防止するU字形配管の機能低下と,吸込み空気温度の分布による局所的な
密度逆転により,確率的に逆循環が発生することがわかった.この逆循環は,
吸込み空気温度の分布が正方向と逆方向の循環駆動ヘッド差を逆転させるために
生じる現象と推定され,臨界温度,臨界圧力付近では密度の温度依存性が大きく,
逆循環が生じやすい.
さらに,逆循環の運転中に送風機を一定時間停止し,その後再起動することにより
循環方向を反転させる制御法を検討した結果,循環方向の反転を実験検証でき,
本制御法の有効性を示した.
和文キーワード:冷却,自然冷媒,熱交換器,電算機室,環境
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