マイクロガスタービンと固体酸化物型燃料電池を組み合わせたハイブリッド分散エネルギー供給
システムの排熱利用する機器として、多重効用吸収冷凍機を用いた場合のシステム解析を行なった。
本研究では吸収冷凍機の多重効用化による高効率性能を生かすために、ハイブリッドシステム
の末端廃熱を利用する従来の廃熱利用法に対し、燃料電池下流に存在する高レベルの中間廃熱を利用する
方法を提案した。解析結果から、顕熱で排出される末端廃熱を利用する場合には、多重効用吸収冷凍機の
高温再生器との温度差が小さく、再生器で十分な廃熱回収が行なわれないため、吸収冷凍機の成績係数
およびシステムの総合エネルギー利用率が、単効用吸収冷凍機を用いた場合と大きく増加しないことが
わかった。
一方、中間廃熱利用型の場合には、多重効用化の利得によって総合エネルギーが大きく増大することが
明らかとなった。また、ガス燃焼による熱源を併用する吸収冷凍機との比較を行ない、中間廃熱利用型
吸収冷凍機を用いた場合に、エクセルギー効率が大きく、この点でも中間廃熱利用型吸収冷凍機が有効で
あることを示した。
和文キーワード:
多重効用吸収冷凍機、中間廃熱利用、システム解析、分散型電源、エクセルギー効率
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