水平内面ら旋溝付管内蒸発流の伝熱面上における液膜状態に関する実験的研究
水平内面ら旋溝付管内蒸発流の伝熱面上における液膜状態に関する実験的研究
東井上 真哉, 桃木 悟, 茂地 徹, 森 英夫, 山口 朝彦

   平均内径12mmの内面ら旋溝付鋼管を用いて管内蒸発熱伝達実験を行った. 管周方向の壁温分布と管周平均熱伝達係数の測定値を基に, 流動様相が 変化するクオリティを明確に示すとともに伝熱面上に形成される液膜の状態について検討した.
その結果, 蒸発熱伝達特性を決定していると考えられる主要な流動状態は
(1) 環状流,
(2) 管頂側の伝熱面が濡れる分離流,
(3) 管頂側の伝熱面が乾く分離流,
(4) 管周全域に非常に薄い液膜を形成する環状流,
の4種類に分類できることを明らかにした.
また, 流動様相が変化するクオリティに関する予測式を作成し, これらの式により上記4種類の流動様相を良好に予測することを示した.

キーワード:
熱伝達、水平蒸発管、液膜、流動様相、ら旋溝付鋼管、冷媒