本研究では,吸着粒子と水の充填層の有効熱伝導率を非定常細線加熱法によって-40℃から常温の温度域において測定した.
今回は吸着粒子としてゼオライトと活性炭を用いた.吸着剤に含まれる水は,吸着サイトに吸着された「吸着水」,
吸着粒子にしみ込んだ「浸透水」,粒子間の隙間の「自由水」に分類した.測定は吸着剤と水の質量比を任意に変化させて行った.
その結果,充填層の有効熱伝導率は,自由水で満たされたもの以外では温度上昇に伴って増加した.
水分吸着充填層の有効熱伝導率は,脱着された場合よりも10%大きくなった.
活性炭充填層では水分吸着充填層の有効熱伝導率は,脱着されたものより20%大きい値を示した.
また,水分が浸透した充填層の有効熱伝導率は,水分吸着充填層の2倍の値となった.
キーワード:
有効熱伝導率,吸着,氷,充てん層,凍結,融解
|