| 特集 「次世代の高品質凍結食品を目指す新技術」の発行にあたって 本特集チーフエディター 渡辺 学
|
 元来冷凍技術は,食品の保存を主たる目的として発展を遂げてきましたが,
いまや凍結食品の品質に対する消費者の要求は極めて高いものとなっています.
微生物由来の腐敗・変敗の抑止は言うに及ばず,栄養成分・味覚成分・色調などの化学的変化はもちろん,
最近では,物理的変化に起因する食感の変化までをも,最小限に抑えることが求められるようになりました.
かかる状況は,冷凍技術に対してより一層の高度化を求めるものであり,
生体由来の材料としての食品に関する深い理解と,その大部分を構成する水と氷の特性の解明,
実際の食品を対象とした高品質冷凍技術と品質の定量評価手法の開発,さらに冷凍装置や流通・
輸送などにおける技術的ブレークスルーが要求されています.
|