エリクソンサイクルを基本サイクルとする蒸気圧縮冷凍サイクルの性能特性
  2007年
 
日本冷凍空調学会論文集 Vol.24,No.3 要旨
                             

 
 
エリクソンサイクルを基本サイクルとする蒸気圧縮冷凍サイクルの性能特性

猪野展海・岸孝幸・西尾敏生

 
 本研究の目的はエリクソンサイクルを基本サイクルとする蒸気圧縮式冷凍サイクルを定義し、その性能特性を明らかにすることである。理論解析に基づき代表的冷媒12種類に対して従来サイクルと本サイクルの性能比較を行った結果以下のような知見が得られた。@膨張弁を用いた本サイクルのCOPを最大化する条件が存在する。A本サイクルの適用により成績係数および冷凍能力はR717およびR32以外の全ての例示冷媒に対して向上する。B成績係数増加率および冷凍能力増加率は再生熱交換器ガス側出口の比熱比が小さいほど向上し、その大きさは冷媒の種類により異なる。
 
キーワード:エリクソンサイクル、成績係数、再生熱交換器、蒸気圧縮式冷凍サイクル、性能特性