収着剤ロータを用いた複合式湿度調節システム
  2007年
 
日本冷凍空調学会論文集
 Vol.24,No.4 要旨
                             

 
 
収着剤ロータを用いた複合式湿度調節システム

堀部明彦,高木貞男,稲葉英男,春木直人

 
  デシカント空調と圧縮式冷凍サイクルを用いた複合式空調システムについて,実験的検討を行った.本システムは有機系収着剤を塗布したロータの使用により約50℃の温度で再生が可能なため,圧縮式冷凍サイクルの凝縮器排熱でロータの脱着を行うシステムである.試験運転の結果,0.0082 kg/kg'の処理空気を0.002kg/kg'以下にすることができた.これは,冬期において,外気より水分を取り込み,室内の加湿に使用できることを示唆している.このシステムの除湿効率およびCOPは冬期の加湿運転モードで1.9 kg/kwh, 約1.0 夏期の除湿運転モードで約4.0 kg/kwh, 約2.0になり,従来の冷却除湿より除湿性能の高いことが確認できた.
 
キーワード:デシカント空調システム, 加湿器, 冷凍サイクル, 有機系収着剤, 複合システム, 除湿効率