生ワカメの貯蔵条件による成分変化
  2008年
 
日本冷凍空調学会論文集
 Vol.25,No.1 要旨
                             

 
 
生ワカメの貯蔵条件による成分変化

小野寺 宗仲、吉江 由美子、鈴木 健

 
  生ワカメを,0〜7℃冷蔵保存,氷蔵、海水スラリーでの氷蔵,冷却海水浸漬等の条件の下で9日間まで貯蔵し,クロロフィル(Chl)a及び関連物質,β-カロテン,pH,アルギン酸の分子量(Mw)とその分布を調べた。低温貯蔵によってChl aとβ-カロテンの減少及びpHの低下は抑制された.Mwは7℃の含気貯蔵で低下が認められ,Mw/Mnは増加した。0℃での冷蔵よりも,海水スラリー氷蔵や−3℃含気貯蔵において鮮度保持効果が高く,生ワカメの消費期限を延長させること,及びフェオホルバイドa含有量やpHが生ワカメの鮮度指標となり得ることがわかった.
 
キーワード:冷蔵、氷蔵、ワカメ、スラリー氷、保存期間, クロロフィルa, β-カロテン