プロピレングリコール水溶液による氷水直接搬送冷却システムの実用化研究
  2008年
 
日本冷凍空調学会論文集
 Vol.25,No.2 要旨
                             

 
 
プロピレングリコール水溶液による氷水直接搬送冷却システムの実用化研究

関 光雄・二宮 達・松原一男・相川慶輔・生駒賢二

 
  冷蔵分野においては,夜間電力使用の蓄熱技術を利用し,高効率・省エネを推進した0℃空調の冷蔵システムの必要性がある。そのため,密閉型過冷却製氷法によりプロピレングリコール水溶液のブライン氷水(氷スラリー)を生成し、その氷水を二次側に直接輸送して熱交換利用する「二次冷媒」としての実用化研究を実施した。この結果、真水の密閉型過冷却水製氷法は市販プロピレングリコール水溶液の製氷に利用可能であることが分かった。ただし、ブラインの凍結温度が変化するため、過冷却熱交換器の蒸発温度や入口ブラインの加熱温度は一定温度差で制御することが重要である。また、ブライン氷水の流動性のため、蓄熱槽からの氷流出防止のための対策を実施した。この提案システムは、15kWの冷凍機システムの実証運転により、実用的に問題がないことを確認した。
 
キーワード:氷蓄熱、過冷却、氷水搬送、ブライン、凍結温度、氷核