平等電場を利用した油中の過冷却水滴の凍結促進
  2008年
 
日本冷凍空調学会論文集
 Vol.25,No.3 要旨
                             

 
 
平等電場を利用した油中の過冷却水滴の凍結促進
滴と電極板との接触挙動と凍結開始

栩谷吉郎,福島大悟

 
 液−液界面で保持される液滴は容易に過冷却状態になる.一方,一様電場を付与された油中の帯電水滴は電極板間を往復運動し,電極板との衝突を繰り返す.この衝突は過冷却水滴の凍結開始に効果的である.本研究の目的は,この衝突と過冷却水滴の凍結開始との関係を明らかにすることである.水滴の衝突挙動を高速度ビデオカメラで撮影し,解析した.実験は,撮影の便宜上,透明電極板を用いて行った.その結果,水滴と電極板との接触挙動,接触面積の時間変化,凍結開始の位置と時期,水滴内における凍結の進行が明らかにされた.連続相温度の低下および電場強さの増加により,凍結開始位置が三相境界付近に集まる傾向を示した.

キーワード:氷核生成,凍結,過冷却,氷蓄熱,直接接触熱伝達,電場,水滴