有機系収着剤流動層の収脱着連続運転時の除湿性能
 
日本冷凍空調学会論文集
 Vol.26,No.2 要旨
                             

 
 
有機系収着剤流動層の収脱着連続運転時の除湿性能

堀部明彦,稲葉英男,春木直人,藤田尚利

 
 有機系収着剤は低温での再生が可能であるため,空調システムへの利用が注目されている.本研究では,収着剤流動層のバッチ式システムを模擬した場合の除湿特性について実験的に検討を行い,サイクル時間,空気流量,熱交換器温度,収着剤充填量をパラメータとした.  実験の結果,収着反応と加熱・冷却のバランスにより,除湿量を最大にするサイクル時間が定まることが明らかとなった.加熱と冷却は熱交換器の温度によって制御されており,脱着温度を高くすることにより除湿量が増加する一方で,収着温度が高くなると除湿量は低下した.ただし,本システムでは脱着温度60℃で収着温度が30℃程度の高い場合でも十分な除湿が可能であった.


Key words :除湿,収着,脱着,有機系収着剤,流動層,バッチ式システム