日本冷凍空調学会論文集 Vol.26,No.4 要旨
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空調用R410Aスクロール圧縮機の高効率化に関する実験的研究
第2報:圧縮室へのオイル供給方式の変更による高効率化の研究
澤井 清 ,鶸田 晃 ,作田 淳 ,飯田 登 ,森本 敬 ,石井 徳章
著者らは,ルームエアコンに使用されているスクロール圧縮機の圧縮効率を向上させることを目的にして,圧縮室(吸入室)にオイルを注入する検討を実施し,オイル供給量と性能の関係を把握して第1報で報告した.
本検討では,前記報告結果に基づき,オイル供給量を低減する新しい給油機構として
間欠給油機構を検討し,次の結論を得た.
(1)間欠給油機構を流れるオイル流量を見積もる計算式を理論的に導き,スクロール
圧縮機を用いてその計算式の妥当性を検証した.
(2)スクロール圧縮機に間欠給油機構を適用し,圧縮室へのオイル供給量を最適化する
ことにより,そのCOPが1〜2 %向上することを確かめた.
(3)旋回スクロールの旋回運動を利用し,オイル流路の開口時間を制御する間欠給油機
構は,圧縮室に任意のオイル流量を供給する手段として有効であることがわかった.
Key words : 圧縮機,省エネルギー,圧力損失,スクロール圧縮機,オイル・インジェクション,間欠給油