パッシブ型水素吸放出システムにおける水素吸蔵合金層の有効熱伝導率に関する研究
 
日本冷凍空調学会論文集
 Vol.27,No.2 要旨
                             

 
 
パッシブ型水素吸放出システムにおける水素吸蔵合金層の有効熱伝導率に関する研究

白土博康,濱田靖弘,須田孝徳,岡 喜秋,長野克則

 
 本論文は,住宅や自立電源を目的としたパッシブ型水素吸放出システムにおける水素吸蔵合金層の有効熱伝導率について実測により示したものである. 合金層の有効熱伝導率は容器圧力や合金層の組成に依存した.プラトー領域においては,合金層の有効熱伝導率は組成に対して比例した.熱移動を改善するために合金層に導入した15質量パーセントの銅ワイヤーは合金層の有効熱伝導率の増加に効果があった.また,合金層の空隙率を50%とすることも有効であった.MmNi5を使用した場合,同じ組成や空隙率でMmNi4.50Co0.10Al0.15Mn0.25を使用した場合と比較して有効熱伝導率は増加した.


Key words : 熱物性,熱伝導,計測,水素吸蔵合金,パッシブ型水素吸放出システム,有効熱伝導率