気液二相流が流体音発生に及ぼす影響
 
日本冷凍空調学会論文集
 Vol.27,No.2 要旨
                             

 
 
気液二相流が流体音発生に及ぼす影響

谷脇充浩,下村信雄

   冷凍サイクルにみられる管路系においては,管内の圧力変化によって気液二相流となる場合があり,それによって騒音が発生する.騒音の発生には,流体中の気相割合や気泡の挙動も大きく関係している.この実験的研究は,水−空気の気液二相流が管路の途中の縮流部分を通過する際に生じる流体音について調べた.実験では,空気−水の割合が発生する流体音にあたえる影響と単気泡が縮流部分を通過する際の流体音の音圧変化を測定した. その結果,気液二相流の場合の流体音は,液単相流の場合よりも大きくなることが分かった.また,発生する流体音の周波数分布では,高い周波数帯域の音圧レベルが大きくなり,さらに,気泡径が大きくなることで発生する流体音が大きくなることを示した.
  
Keywords:  混相流,冷凍サイクル,水平管,縮流部分,流体音,音圧,単気泡