生体系における氷晶形成 不均一系としてみた生体系の凍結
生体系における氷晶形成
(副題)不均一系としてみた生体系の凍結
村勢則郎、権田金治

  生体系における氷晶形成のメカニズムを理解するためには 、水の低温物性、水溶液における氷晶形成に関する基礎的研究が必要と される。水溶液における氷晶核形成の問題を考える場合には、液体の水、 このことは、等方性水溶液といえども微視的には均一でないという認識につながる だろう。生体系は巨視的にみて不均一であり、水溶液は狭い空間に閉じ込められたり、 網状構造により仕切られてい場合がある。このような系においては液体が凍結する 空間のサイズ、構造も考慮する必要がある。従って、生体計における氷晶形成、及び 凍結保存技術の進展を考えるとき、不均一系の凍結に関する基礎的研究が強く望まれる。